時系列WebGIS

概要

京都大学学術情報メディアセンターでは、情報通信研究機構、情報学研究所の協力により、歴史的に変化する行政境界(市区町村)を現在の行政境界(市区町村、町丁目)とオーバレイする歴史的市区町村境界WebGIS サイトを公開しました。
→ 歴史的市区町村境界WebGIS はこちら

詳細

歴史的市区町村境界WebGIS では、ベクタタイル化された全28年代(1920年~2020年)日本全国の市区町村境界データをWebGIS上に表示することできます。

図1は歴史的市区町村境界WebGIS の初期画面です。
1920年の市区町村境界と現在の市区町村境界線が比較でき、当時にはなかった東京湾の埋め立て地が可視化されています。

図1:歴史的境界 初期画面

図2では四国の1920年の市区町村境界と現在の市区町村境界線が比較でき、多くの市区町村が合併されたことが分かります。

図2:歴史的境界 四国

図3は東京都多摩地区の1920年の市区町村境界と現在の市区町村境界線が比較できます。
多摩地区全体では大きな市区町村境界の変更はありませんが、昭島市だけが例外であることが分かります。

図3:歴史的境界 多摩地区

図4は2005年の琵琶湖の行政境界です。
このころに、琵琶湖に面する10市4町により等距離線主義で行政境界が制定されました。

図4:歴史的境界 琵琶湖

利用方法は次の通りです。

まず、表示する時代をメニュー(A)から選択します。
次に、同時に表示する最新の行政境界線と境界線幅および背景地図を選択します(B)。

表示メニュー選択

キーワード

  • 歴史的市区町村境
  • 国勢調査
  • MapboxGL
  • 国土地理院ベクタ地図

謝辞

本プロジェクトは、情報・システム研究機構 データサイエンス共同利用基盤施設のROIS-DS-JOINT(2018年~2020年)の支援を受けて実施したものです。本Webアプリケーションの公開は学際大規模情報基盤共同利用・共同研究拠点(JHPCN)プログラムの一環として実施しています。